朝会社や学校に行く際に時短飯として納豆卵かけご飯を食べる方は多いと思います!
簡単に作れてお腹もたまるのでコスパ最高ですよね♪
しかしそんな卵と納豆の組み合わせは最悪だということをたまに耳にすることがあると思います。
なぜそのように言われているのか?、今回はその理由を解説しつつ納豆などと相性の良い食べ物も紹介していこうと思います!
なぜ卵と納豆の組み合わせは悪いのか?
納豆と卵の相性が悪いとされている理由はずばり、生卵の卵白には納豆に含まれている「ビオチン」の吸収率を下げる成分が含まれているからです!
どうしてこんなことが起こるかというと、卵白には「アビジン」というビオチンと結合することで吸収を妨げる成分が含まれているためです。
そのため栄養素の利用効率が下がってしまうので相性が悪い食材と言われているのです!
しかし生卵を大量に摂取しなければ悪影響は及ぼさないのでそこまで気にする必要はありません!
また「アビジン」は熱を加えると変性するので半熟卵にすることでアビジンの作用を抑えることが出来るので気になる方は試してみて下さい!
ビオチンは肌や髪の悩みを改善してくれる!?
お肌悩みや髪の悩みを持たれている方は多いと思います。
実は肌荒れなどの原因は、皮膚の炎症やかゆみを引き起こす「ヒスタミン」が原因物質となっています!
「ビオチン」はビタミンの一種であり、ヒスタミンの生成を抑える作用があるために、エネルギー代謝を助けてくれるだけでなく皮膚や髪を健康に保ち、皮膚の炎症を改善させる作用を備わっています。
そのため「ビオチン錠」などには美容効果としてニキビの炎症の改善を期待できる効果が含まれています!
ビオチンを多く含んでいる食品と摂取する際の注意点!
「ニキビに効くのならたくさん摂取した方が良いやん!」と考える方もいると思います。
しかしビオチンは一度に多量に摂取しても体内に留まることなく、水分に溶けて体外へ排出されるので日常的に摂取し続ける必要があるビタミンです!
そのため納豆をいっぱい食べてビオチンを大量に摂取しても速やかに排泄されるので、強く効果が発現することはありません!
逆に副作用や過剰症もあまりみられないので毒性の少ないビタミンと言えます!
またビオチンは特に、酵母、キノコ類、肉類(特にレバー)、ナッツ類、卵黄、穀類、豆類などに多く含まれており、一方で野菜や果物のビオチン含量は比較的低くなっています。
以下ビオチン含有量TOP5(100g)を挙げておくので是非参考にしてみて下さい!
- 乾燥パン酵母 … 310μg
- まいたけ … 243μg
- 鶏生レバー … 232μg
- 粉からし … 158μg
- 豚肉スモークレバー … 133μg
納豆と相性の良い食べ物には何がある?
ここまで納豆と卵の相性が悪い理由をお話してきましたが、ここからは逆に納豆と相性の良い食べ物についてお話していきます!
①納豆とアボカド
納豆とアボカドの組み合わせでは、納豆に含まれるビオチンという物質がコラーゲンの生成を助け、そこにアボカドの持つ不飽和脂肪酸やビタミンEが加わることで抗酸化作用による肌の老化防止効果がアップします!
また、アボカドに含まれるビタミンCは、納豆に含まれていない栄養素で、ビタミンCには納豆の栄養の吸収を助ける働きがあるので、納豆の持つパワーを底上げしてくれます。
アボカドには食物繊維も多いので、便秘解消にも効果的です!
②納豆とキムチ
納豆とキムチの組み合わせは、腸内環境改善の効果をアップさせる力があります!
納豆とキムチはどちらも発酵食品ですが、納豆は納豆菌、キムチは乳酸菌によるものとなっており、納豆菌は乳酸菌の増殖を助け悪玉菌の増殖を抑制する力があるので、2つの発酵菌による相乗効果が期待できます!
またキムチは納豆に無い塩味があるのでお酒のおつまみとしても良いと思います!
③納豆とチーズ
納豆とチーズの組み合わせでは、納豆の持つ良質なたんぱく質が免疫細胞の材料なり、そこにビタミンAを加えることで体内の粘膜を強化します。
そのためこの組み合わせは免疫力強化におすすめとなっています!
またウイルスの侵入を防ぎ、腸内環境も改善してくれるので丈夫な体を作るならこの組み合わせをおすすめします!
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